ランニングが楽器演奏にもたらす思わぬ効果!?
2025.11.14こんにちは♪
千葉市幕張のサックス教室といえば、「Coccole音楽教室」
代表のサックス講師、鈴木博子です。
実は、9月からランニングを始めていました。
と言うのも、ここ2年近くまともな運動をしていなかったため、体重増、体力減、肩こりに悩まされるという3重苦になってしまったんです。
私の夢は【おばあちゃんサックス奏者になること】なので、
このまま歳を取っていくと、夢が達成出来ないと思い、一念発起。
始めて2ヶ月半になりますが、月のおおよそ2/3ほど走れています。
元々、持久走が苦手でしたので、ランニングといっても3kmほどの道のりではありますが、始めた当初よりはだいぶ楽に走れるようになってきました。
体重は多分減っています(ずっと測っていません笑)
それと、肩こりも随分楽になり、レッスンや練習をしていても疲れにくくなりました。
それ以外にも、様々な効果をまとめてみました。
1. 呼吸の安定と持久力の向上
まずは、呼吸についてですが、楽器演奏、特に管楽器や声楽はもちろん、ピアノや弦楽器などでも安定した呼吸はパフォーマンスの土台となります。
ランニングは心肺機能を高め、深い呼吸を可能にします。
これにより、管楽器奏者は長いフレーズを安定して吹ききることができ、他の楽器奏者も演奏中の無意識の緊張による浅い呼吸を防ぎます。
呼吸が自在に使えれば、自分の思い通りに演奏することが可能になり、表現力も増します。
また、走ることで体幹周りの筋肉がほぐれます。
呼吸をするために必要な筋肉の可動域が広がって、呼気をより多く取り入れることが出来ます。
2. 集中力とメンタルの強化
演奏の質は、技術だけでなく**「本番でどれだけ集中力を維持できるか」**に大きく左右されます。
集中力の持続: ランニング中、人は一定のリズムで体を動かし続けるため、自然と集中力が鍛えられます。
これは、長時間の練習や、本番の緊張感の中でも冷静に演奏に集中し続ける力につながります。
実際に、ランニングを始めてから演奏中のミスが減りました。
ストレス軽減とリフレッシュ: 運動によってエンドルフィンなどの幸福感をもたらすホルモンが分泌されます。
これにより、練習のストレスやスランプの悩みを解消し、前向きな気持ちで練習に取り組むことができます。
記憶力の向上: 有酸素運動は脳の血流を良くし、新しい情報を覚える能力(楽譜の暗譜など)や、学んだ技術を定着させる手助けをすると言われています。
3. 演奏による疲労の軽減と怪我の予防
楽器演奏は、一見静かな活動に見えますが、特定の筋肉を酷使するため、肩こりや腰痛、腱鞘炎などの運動器の障害が起こりやすい活動です。
特にサックスは首から楽器を下げているため、首痛や肩こりが起こりやすいです。
体幹(コア)の強化: ランニングで鍛えられる体幹は、演奏中の安定した姿勢(特に、長時間同じ体勢を維持する必要がある場合)をサポートし、特定の部位への負担を軽減します。
また、コアが安定することで軸が整い、指と腕が自由に動くようになります。
血行促進による回復力アップ: 運動後の血行促進は、演奏で疲労した筋肉の回復を早め、次の練習に万全の体調で臨むことを可能にします。
まとめ:楽器演奏のための「見えない土台作り」
ランニングは、直接的に指の動きや音色を変えるわけではありませんが、楽器を演奏するための「心と体の土台」を強く安定させます。
「最近、どうも集中力が続かない」「本番で緊張しすぎて呼吸が乱れる」と感じる方は、ぜひ日々の練習に短いランニングやウォーキングを取り入れてみてください。
きっと、あなたの演奏がワンランクアップするきっかけになりますよ!

